2021年1月15日金曜日

2020年度 後期研修奮闘記 Vol. 11:滝澤祥子先生

 木戸病院の糖尿病・内分泌内科で勤務している滝澤祥子です。卒後4年目になります。当院の糖尿病・内分泌内科には5名の常勤医がいますが、私を含め4名が女性かつ子持ちであり、当科の関連病院でこのような環境のところは恐らくないと思います。子供がいる女性医師がどのように働いているかというのは、女子医学生・女性医師にとって関心のあるところではないかと思いますが、「後期研修奮闘記」のためそのあたりは割愛させていただきます。
 
 木戸病院では週1回の専門外来の他に、内科の新患外来と救急当番を週1回ずつ担当しています。専門外来では大半が糖尿病患者ですが、入院では一般内科として高齢者をみることが多いです(糖尿病の有無によらず)。大学病院のような症例検討会はありませんが、毎週水曜日に糖尿病内科で集まり抄読会を実施しています。
 
 当院の教育入院は、毎月期間を決めて1週間のコースで集団指導を行っていました。医師の他に看護師、栄養士、薬剤師、視能訓練士、歯科衛生士等の専門家からの講義や併設するフィットネスの運動療養士による運動指導、期間中に1回ですが1単位ずつに取り分けられたおかずを使ってバイキングも実施していました。現在はコロナの関係で入院は随時となり、糖尿病教室も内容を縮小して実施しています。私が異動してきてからはこの縮小版の教育入院のみのため、普段の教育入院が体験できず残念でした。

 振り返れば約1年前にバンコクに行って以来、県外には行っていませんでした。まとまった休みにはつい遠出してしまいがちですが、今年度は普段なかなか行く機会のない佐渡や魚沼、津川など県内旅行を満喫しました。いつかまた自由に移動ができるようになったらどこにいこうかと今から考えています。
夏休みに奥只見湖に行き、遊覧船の上で
福島との県境を越えてしまったことは内緒の話です。

息子の誕生日に作ったアイシングクッキー
(上からあかちゃんまん、ドキンちゃん、アンパンマン)




2021年1月13日水曜日

2020年度 後期研修奮闘記 Vol. 10:山際真衣先生

 内分泌・代謝内科後期研修医1年目の山際真衣と申します。自治医科大学を卒業し、新潟大学医歯学総合病院および県立新発田病院で初期研修を行い、今年度は新発田病院で勤務をさせていただいております。

 自治医科大学卒業ということもあり、県の人事で異動することとなっておりますが、山田先生をはじめ、医局の先生方の多大なご尽力により、県の人事に従いながらも充実した研修を送らせていただいております。この場をお借りして感謝申し上げます。

 さて、当院は県北の新発田市に位置し、新潟市から山形県との県境までの多くの患者さんを受け入れております。救急車受け入れ台数が県内1位で、やはり新発田といえば救急外来を連想される方もいらっしゃるのではないでしょうか。断らない救急ということでここで頑張ればどこでもやっていけそうな、気がする、、、たまに半ベソかきながら、、、そんな救急外来です。1次から3次まで様々な患者さんが来院します。多くの救急外来では当たり前かもしれませんが、脳心血管疾患による突然の家族の死、そんな場面に出会う度どうしたものかと思いました。

 ”A man is as old as his arteries.”と言われますが、加齢とともに動脈硬化は進行します。他の動脈硬化リスクを前もって管理することで動脈硬化の進行を抑え、脳心血管疾患発症に至らないようにすることができます。救急外来での出来事も重なり、予防医学に携わりたいと思いこの道を志しました。患者さんが健やかに過ごせるお手伝いができれば幸いです。

 私は病棟業務を中心に、再診外来、内科新患外来、甲状腺エコー、糖尿病教室、他科・救急外来からのコンサルトを担当させていただいておりました。また毎週水曜の糖尿病カンファレンスでは、コメディカルの方と教育入院中の患者さんの方針について検討します。服薬管理に不安はないか、食事は誰が管理するか等々、生活が治療に大きく影響する糖尿病では患者さんの何気ない一言をチームで拾って共有することがとても重要です。上級医2人の指導の下、コメディカルのスタッフとも顔の見える働きやすい環境で、充実した研修生活を送らせていただきました。

 実は秋に出産し、現在は育休をいただいております。新型コロナウイルスの流行が収まらず大変な状況の中、周りの皆様のご好意のおかげで、現場を離れてしまう歯痒さを感じつつ、毎日我が子の成長を見守ることができております。子育ては実は親育てといわれるように、本当に日々、人として成長させてもらっていると実感します。子供は無償の愛を私に与えてくれます。また現場に戻る時は患者さんとの接し方も以前とは違う心持ちで迎えられそうです。

年末年始から新潟県内はどこも大雪で、新発田市も雪がかなり積もりました。



2023年度 後期研修奮闘記 Vol. 12:徳永帆南先生

 内分泌代謝内科後期研修 1 年目の徳永帆南と申します。現在、初期研修から継続して済生会新潟病院で勤務しております。初期研修から変わらずやりやすい環境ではありましたが、外来や当直など慣れないことが多く日々先生方やスタッフの方に助けていただきつつ未熟さを痛感した 1 年でした。  ...