2022年2月16日水曜日

2021年度 後期研修奮闘記 Vol. 15:滝澤祥子先生

 専攻医3年目の滝澤祥子です。近隣の市中病院を回り、202110月から再び大学病院で内分泌・代謝内科レジデントとして勤務しています。1年半ぶりに大学病院に戻ると、改めて大学病院には内分泌疾患が集まってくることを感じます。大学病院で検討を重ねても診断・治療に難渋する例もありますが、経験豊富な先生方からいただく意見はとても参考になります。

 私事ですが、もうすぐ3年間の内科研修が終わろうとしています(本稿を執筆時点では修了要件をまだ満たしておらず、修了できるかわからない状態ですが)。時が経つのは早く、研修医の時に出産した息子はもう4歳になりました。マスクが苦手なので、出入りを断られてしまう場面も出てきたというのが最近の悩みの一つです。

 コロナ禍でもできる趣味としてキャンプが注目を集めましたが、我が家でもその波に乗りバーベキューセットやテントなどを一式揃えました。残念ながらその後にバーベキュー関連での感染拡大などがあり、満喫とまではいきませんでしたが、なんとか合間を縫って宿泊1回、デイキャンプ1回、お手軽バーベキューに数回出かけました。

写真はペグ打ちをする息子です。なんでも手伝いたがる時期です。

2022年2月14日月曜日

2021年度 後期研修奮闘記 Vol. 14:山際真衣先生

 内分泌・代謝内科後期研修2年目の山際真衣と申します。私は自治医科大学出身で現在義務年限中ということもあり、新潟県立松代病院で勤務をさせていただいております。他の先生方の後期研修とは少し異なっている部分もあるかもしれませんが、機会をいただきましたので松代病院と十日町での生活についてお伝えさせていただきます。

 松代病院の守備範囲は十日町と上越市の間の山間部である松代、松之山、上越市大島区といったエリアです。冬場の積雪は街中で3-3.5m、山間部は4-5mであり、42%が70歳以上で、96歳の方が歩いて外来に来る所です(家庭菜園されていたりして、皆さんお元気です)。2020年度の1日患者数は75名程で、2006年度と比較すると患者数は半減し、急速に高齢化が進んでいる地域です。

 先日、定期受診でない方が腹痛を主訴に予約外受診されました。診察室に入ると額に汗が滲んでおり、聴診の際、頻脈で聴診器は汗で張り付いてしまいました。ショックかと思い少し焦りましたが、腹部は痛みがはっきりとせず、よくよく話を伺うと腹痛というよりなんだか疲れやすいとのことでした。甲状腺腫が触知され、血液検査で甲状腺ホルモンの過剰、甲状腺エコーで血流の増加をみとめました。各種自己抗体は外注で結果待ちでしたがバセドウ病として治療をはじめました。松代病院はかかりつけ医としての役割が大きく、患者が検査値異常で紹介されてくるということは健診を除けばほとんどありません。当たり前のことですが、自らが疑わなければ検査をすることもなく、診断、治療につなげることはできないと実感しました。

 現在は十日町に住んで、車で片道30分間、道のりの半分程がトンネルの道を息子とともに通勤しております。今の時期は雪景色が本当に美しいです。時折、除雪車やショベルカーが通るのを見て息子は大興奮しております。ありがたいです。

 松代十日町は豪雪地帯だからなのか、みなさま春夏と庭先に沢山の花を植えられます。家庭菜園もされます。色とりどりの花が本当に美しいです。そうこうしていると秋になり、雪害を受けないようにお庭の木々のお手入れをされます。そうして雪がしんしんと降って、みなさんで雪かきをされます。季節の移ろいを楽しむ姿が至る所でみられ、本当に素敵な町だと思いました。そのような姿を拝見すると、微弱ながらみなさんの生活を守っていければと身が引き締まります。

 ところで、マイブームはオーブン料理です。季節のお野菜を乱切りし、週末のうちに塩麹につけた肉や魚と一緒にオーブンシートにのせて、オリーブオイルとお好みのハーブをちらして200度で25分程焼けば手づかみ食べもOK、片付けも楽チンな夕ご飯の出来上がりです。ついでにアルミホイルにくるんださつまいもを脇において、そのまま3時間ほど焼けば息子のおやつの焼き芋の出来上がりです。みなさんも、ぜひ試してみてください。

松代病院と雪。

帰宅時、車が雪で埋まってしまっていました。。

2023年度 後期研修奮闘記 Vol. 12:徳永帆南先生

 内分泌代謝内科後期研修 1 年目の徳永帆南と申します。現在、初期研修から継続して済生会新潟病院で勤務しております。初期研修から変わらずやりやすい環境ではありましたが、外来や当直など慣れないことが多く日々先生方やスタッフの方に助けていただきつつ未熟さを痛感した 1 年でした。  ...