2021年1月13日水曜日

2020年度 後期研修奮闘記 Vol. 10:山際真衣先生

 内分泌・代謝内科後期研修医1年目の山際真衣と申します。自治医科大学を卒業し、新潟大学医歯学総合病院および県立新発田病院で初期研修を行い、今年度は新発田病院で勤務をさせていただいております。

 自治医科大学卒業ということもあり、県の人事で異動することとなっておりますが、山田先生をはじめ、医局の先生方の多大なご尽力により、県の人事に従いながらも充実した研修を送らせていただいております。この場をお借りして感謝申し上げます。

 さて、当院は県北の新発田市に位置し、新潟市から山形県との県境までの多くの患者さんを受け入れております。救急車受け入れ台数が県内1位で、やはり新発田といえば救急外来を連想される方もいらっしゃるのではないでしょうか。断らない救急ということでここで頑張ればどこでもやっていけそうな、気がする、、、たまに半ベソかきながら、、、そんな救急外来です。1次から3次まで様々な患者さんが来院します。多くの救急外来では当たり前かもしれませんが、脳心血管疾患による突然の家族の死、そんな場面に出会う度どうしたものかと思いました。

 ”A man is as old as his arteries.”と言われますが、加齢とともに動脈硬化は進行します。他の動脈硬化リスクを前もって管理することで動脈硬化の進行を抑え、脳心血管疾患発症に至らないようにすることができます。救急外来での出来事も重なり、予防医学に携わりたいと思いこの道を志しました。患者さんが健やかに過ごせるお手伝いができれば幸いです。

 私は病棟業務を中心に、再診外来、内科新患外来、甲状腺エコー、糖尿病教室、他科・救急外来からのコンサルトを担当させていただいておりました。また毎週水曜の糖尿病カンファレンスでは、コメディカルの方と教育入院中の患者さんの方針について検討します。服薬管理に不安はないか、食事は誰が管理するか等々、生活が治療に大きく影響する糖尿病では患者さんの何気ない一言をチームで拾って共有することがとても重要です。上級医2人の指導の下、コメディカルのスタッフとも顔の見える働きやすい環境で、充実した研修生活を送らせていただきました。

 実は秋に出産し、現在は育休をいただいております。新型コロナウイルスの流行が収まらず大変な状況の中、周りの皆様のご好意のおかげで、現場を離れてしまう歯痒さを感じつつ、毎日我が子の成長を見守ることができております。子育ては実は親育てといわれるように、本当に日々、人として成長させてもらっていると実感します。子供は無償の愛を私に与えてくれます。また現場に戻る時は患者さんとの接し方も以前とは違う心持ちで迎えられそうです。

年末年始から新潟県内はどこも大雪で、新発田市も雪がかなり積もりました。



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2023年度 後期研修奮闘記 Vol. 12:徳永帆南先生

 内分泌代謝内科後期研修 1 年目の徳永帆南と申します。現在、初期研修から継続して済生会新潟病院で勤務しております。初期研修から変わらずやりやすい環境ではありましたが、外来や当直など慣れないことが多く日々先生方やスタッフの方に助けていただきつつ未熟さを痛感した 1 年でした。  ...