2025年6月9日月曜日

2025年度 後期研修奮闘記 Vol. 1:石塚啓哉先生

内分泌・代謝内科後期研修3年目の石塚啓哉と申します。私は現在、新潟大学医歯学総合病院でレジデントとして勤務しております。研修医修了後より新潟各地を転々としておりましたが、この度生まれ育った新潟市に戻って参りました。

日々糖尿病診療の過程で患者さんとお話をする上で、運動療法の指導は難しいものです。患者さんにはよく「スポーツみたいに大それたものをする必要はありません。家事でも散歩でもいいので、家の中で座ったり横になっている時間を減らしましょう。」とお伝えしています。とは言ったものの、恥ずかしながら私も子供の頃から運動はあまり好きな方ではありませんでした。糖尿病診療を専門として選び、患者さんと対話する過程で、「自分も始めた方がいいんだろうな」と重い腰を上げ、運動に取り組み始めた次第であります。

そこで先日、私は「新潟ハーフマラソン2025」に出場しました。春の風に背中を押されるように、当時の職場の知人とともにスタートを切り、四苦八苦しながらもなんとか無事に完走を果たすことができました。これでハーフマラソンの挑戦は三度目。回を重ねるごとに少しずつタイムが縮まり、自分の中で確かな成長を感じています。

マラソンは人と比べず、自分のペースで頑張れるところが好きです。ただその一方で、距離を重ねるごとに、疲労は徐々に体を蝕んでいきます。足は重く、心は揺れ、時に「やめたい、なんでこんなのエントリーしちゃったんだ」という内なる声がささやきます。そしてゴールの瞬間。ようやく辿り着いたビッグスワンのフィールド。足の痛みや息の乱れ、汗に濡れたシャツすら、すべてが輝いて見える。その達成感は、誰に与えられたものでもなく、自分の足で、意志で、積み上げたもの。だからこそ、より一層抒情的に心に刻まれます。

マラソンを通じて、運動自体が持つ本質的な喜びを改めて感じられたことが、何より嬉しく思います。次なる目標は、フルマラソン完走です。

暦の上ではもうすぐ夏至を控え、日差しも明るさを増し、窓からの風が心地よく感じる時節となりました。梅雨や猛暑など、何かと運動を阻む気持ちが優勢になる今日この頃ではございますが、皆さまもぜひ新たなチャレンジをしてみてはいかがでしょうか。

一緒に走った友達と!
みんなで励ましあいました。

当日の会場の様子です。
老若男女、様々な人たちが
銘々のシューズ、ランニングウェアを身に着けており、
普段からの練習の多さが窺えます。

2025年1月24日金曜日

2024年度 後期研修奮闘記 Vol. 6:青山笑子先生

 内分泌・代謝内科後期研修1年目の青山笑子と申します。現在長岡赤十字病院で勤務しています。当院は長岡地域の三次救急を担う病院ですので当科としても希少疾患や緊急疾患が集まり、また他科の重症患者さんの血糖管理なども行なっているため、勤務開始から1年が過ぎようとしていますがまだまだ勉強の日々です。

 外来を担当するようになり最も大変に感じているのは高齢者の治療管理です。合併症があったり認知機能低下でアドヒアランスが落ちたりとなかなか思うような治療ができません。1つの正解というのはないのかもしれませんが、その人にあった治療を考えることの重要さと難しさに直面しています。この先も何年もかけて経験を積み、よりよい答えを考えていきたいと思います。

 余暇には、お酒を飲むのが好きなのでよく同期と飲みに行っています。当院には他科も後期研修医がたくさんいますので、飲み会の場でも医療のアドバイスをもらったり今後の展望を話したり刺激をもらっています。長岡のお酒といえばやはり吉野川でしょうか。これからもおいしいお酒で息抜きしつつ、仕事に取り組んでいきたいと思います。

長岡駅にも吉野川の展示がありました。

生姜醤油ラーメンも長岡で有名です。
いろいろなお店のものを食べ比べています。

2024年12月9日月曜日

2024年度 後期研修奮闘記 Vol. 5:長谷川里紗先生

 内分泌・代謝内科後期研修2年目の長谷川里紗と申します。現在は柏崎総合医療センターで勤務しております。

当院では入院診療の大半は内科一般疾患が占めますが、糖尿病から内分泌疾患まで幅広く診療しております。片桐尚先生、佐藤駿匡先生のご指導の下、糖尿病患者さんのカーボカウント指導や糖尿病教室にも熱心に取り組んでおります。内分泌疾患の病態生理を考察し、負荷試験を組み立て、結果を予測して考察し診断・治療へつなげることには当科としての喜びと充実感を感じます。まだまだわからない、勉強すべきことも多くあり、多彩な症例に悩む日々を過ごしています。

さて、当院は田んぼに囲まれ、初夏には蛙の大合唱が聞こえてくるような自然豊かな場所にあります。そんな自然豊かな柏崎市には散歩におすすめの公園やスポットがいくつかありますのでご紹介します。


まずは御嶽山神社という有名な神社です。私も休日に散歩(運動療法)を兼ねて訪ねました。この神社では、かわらけ(さかづき)に息をふきかけて厄割石に当てて割り、厄払いするというやや珍しい体験ができます。

他、桜が美しい赤坂山公園や紅葉がきれいな松雲山荘という日本庭園もあります。


訪ねたときにはまだ紅葉しておりませんでしたが、心地よく散歩できました。こちらもあわせて散歩(運動療法)がてら柏崎市を訪れるのはいかがでしょうか。

2024年11月25日月曜日

2024年度 後期研修奮闘記 Vol. 4:徳永帆南先生

 内分泌・代謝内科後期研修2年目の徳永帆南と申します。現在新発田市の新発田病院で勤務しています。新発田病院は県北地域を中心に軽症から重症まで多くの患者が集まる病院です。特定健診でHbA1c高値を指摘されて来院される方も多く、対応しております。

 近頃は秋が深まり、季節の食べ物が美味しくて食べ過ぎてしまう患者さんが増えてきました。果物が美味しくてつい、と外来で言われると共感しつつ、改善できそうな所を相談しています。食事や生活についてはスタッフの方から栄養相談や治療支援で詳しく聴取・支援してもらうことも多く、スタッフの方々には頭が上がらないと常々感じています。

 私も秋の食べ物が好きで、少し時期が過ぎましたが9月頃から出てくる果物のいちじくは天ぷらにして塩で食べるとジューシーでとても美味しいのでおすすめです。普段私は面倒でほぼ揚げ物をしないのですが、毎年この時期だけわざわざ天ぷら粉を買って作るほど好きです。

 これから冬となり、魚介類などまた美味しいものが増えますが、患者さんも自分も適度な量を守りつつ季節の食べ物を楽しめたらと思います。

大きなハンバーグで有名な
新発田市内の洋食屋さんのハンバーグです。

新発田市街地からは月岡温泉が近く、
少し北へ行くと瀬波温泉や笹川流れ等の
スポットもあります。
写真は笹川流れの岩牡蠣です。

2024年10月24日木曜日

2024年度 後期研修奮闘記 Vol. 3:石塚啓哉先生

 内分泌・代謝内科後期研修2年目の石塚啓哉と申します。私は現在、上越市にある新潟県立中央病院で勤務しております。生まれ育った新潟市から離れての生活になりましたが、指導医の先生方に恵まれ、日々業務に取り組んでおります。

 糖尿病は食事療法・運動療法が最も大事な治療であり、ただ薬を処方するのみでは改善が得にくいというのが糖尿病診療の奥深さでもあり、難しいところなのだと日々感じます。患者様に外来などで医師の立場から生活に対する助言を行うことも多くなりましたが、言うは易く行うは難しとはよく言ったもので、自分は上越の美食に舌鼓を打つ毎日であります。これはいけないと思い至り、プールに通い始め、仕事終わりに運動をする習慣が身に付きました。そして先日、上越市の大会で先輩とリレーを組み、見事優勝をすることができました。練習を行って目標を達成するという運動本来の喜びを実感でき、ぜひ今後も継続していこうと思っております。

 上越に住むのは初めての経験ですが、非常に過ごしやすい土地です。日本三大夜桜と称される高田城址公園に参加し、壮観な光景に驚嘆しましたし、海鮮、ラーメン、日本酒を始めとしたグルメも枚挙に暇がありません。富山や長野など、隣県へ旅するハードルもかなり低く、新しい経験をできる新鮮さがあります。ただこれからの時期、豪雪地帯である上越地域の積雪がどんなものになるのか、身震いしております。これを書いている今現在も、秋の終わりを告げる冬の風が外から轟々と鳴り響いております。皆様におかれましても、季節の変わり目で体調を崩さないようご自愛ください。

高田城址公園の桜。
人も非常に多かったです。

大会結果。
学生時代の先輩や友人と出させていただきました。

2024年9月2日月曜日

2024年度 後期研修奮闘記 Vol. 2:高澤遥子先生

内分泌代謝内科後期研修3年目の髙澤遥子です。

現在は新潟大学病院で勤務しています。昨年、一昨年は、南魚沼市、上越市で勤務していたため、約2年ぶりに地元の新潟市に戻ってきたのですが、新潟駅が大幅にリニューアルされており非常に驚きました! 

少し、真面目な話をすると、大学病院では、これまで勤務した病院と比較して、頻度の低い内分泌疾患も集まってくることから、教科書だけでみていた疾患を実際の患者さんで診察することができ大変勉強になります。また、糖尿病に関していえば、リブレ2など新しい血糖測定器や週1回の注射ですむインスリン製剤の登場など、常に医療の進歩を感じています。こういった、新しい機器や製剤を上手く活用することで、これまで血糖コントロールに難渋していた患者さんに対する治療の幅が広がり、楽しく飽きのこない分野であると実感しています。

仕事ばかりではなく、時には、海開きなど科としての息抜き、個人的な休暇もちゃんとあり、メリハリのある仕事環境で、楽しく働かせてもらっています。海開きで食べたパエリア最高でした(当科の医師の手作りです)!

当科の海開きで食べることができる、
当科の某先生お手製のパエリアです。

2024年7月30日火曜日

2024年度 後期研修奮闘記 Vol. 1:鈴木將也先生

後期研修3年目、4月から大学病院で勤務している鈴木將也です。今回は後期研修における大学病院と市中病院との違いを個人的な観点から挙げてみようと思います。

・通常業務について
大学はほぼ病棟業務のみで自分の外来枠がないのが大きな違いでした。時間制限がないので症例ごとの検討を深められるのが良いと思います。
 
・行事について
研修先が市外のため今まで医局行事には参加できませんでしたが、いきなり運営側での参加になるので少し大変でした。海開きはギリギリで天候に恵まれ、無事役目を完遂できました。BBQで炭の火加減見てるのが楽しいタイプだったのを思い出しました。
 
・余暇について
いろいろな当番や外勤があって休日は減った気がするのですが、実家通勤になったので余暇は有効に活用できている気がします。今までは帰省したときしか趣味の作業をできなかったので
 
簡潔ですが以上です。最後に最近の作業風景を上げておきます。


2025年度 後期研修奮闘記 Vol. 1:石塚啓哉先生

内分泌・代謝内科後期研修3年目の石塚啓哉と申します。私は現在、新潟大学医歯学総合病院でレジデントとして勤務しております。研修医修了後より新潟各地を転々としておりましたが、この度生まれ育った新潟市に戻って参りました。 日々糖尿病診療の過程で患者さんとお話をする上で、運動療法の指導は...