2020年9月28日月曜日

2020年度 後期研修奮闘記 Vol. 6:武田ルイ先生

 血液内科入局1年目の武田ルイと申します。現在、新潟大学医歯学総合病院に勤務させていただいております。

研修医時代は大学で血液内科を1ヶ月間勉強させて頂きましたが、その後血液内科を回る機会が少なく、重症例が集まる大学病院でのスタートはかなり不安でした。先生方はしっかり私の不安を察知し、常に声をかけてくださり、あらゆる面に置いてご配慮を頂きました。気が付けば入局してからもう既に半年が経ち、様々な患者さまを担当させて頂きました。主治医として初めての移植は不安でいっぱいでしたが、そんな私にいつも丁寧に解説して下さる指導医には感謝の気持ちでいっぱいです。患者さんが移植後、完全寛解にて退院した日は感無量でした。入院時に泣き崩れた患者さんがご家族方と満面の笑みで退院の挨拶をして下さった瞬間、改めて血液内科を選んで良かったと思いました。医局説明会の時、「血液内科医は患者さんに第二の人生を与える力があります」という先生方の言葉が胸に響きました。

しかし、重症例が集まる大学は治療が上手く行かない時もあります。常に生死と直面する医療人として、自分の信念をしっかり持って、患者さんに寄り添う医師を目指して頑張りたいと思います。今は知識や経験も未熟なため上級医や指導医に頼ってばかりにいますが、優秀な先輩方に囲まれて、常にいい刺激になっています。先生方に少しでも近付ける様、これからも日々精進します。

最後に私事で申し訳ありませんが、今月末に待ち遠しい夏休みが始まります。しかし、現状から遠出は難しく、近場の温泉を堪能しようと思っています。新潟に来てから今年で3年目になりますが、休みの日は近郊に出かけて色々回って写真撮るのが好きです。まだまだ知らない新潟の魅力をこの夏休み期間中に堪能したいと思います。

2025年度 後期研修奮闘記 Vol. 2:徳永帆南先生

代謝内科後期研修 3 年目の徳永帆南と申します。後期研修開始後は済生会新潟病院、県立新発田病院で勤務し、今年の 4 月からは大学病院で研修を行っています。 大学病院は内分泌疾患や希少な疾患が多く、最近は方針決定や管理に難渋する症例が続いていますが、多くの先生方から過去の症例経験な...